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「300歳の先輩との出逢い」
少し前に店の中で使用する什器を製作しました。普段使うものを以前から作ってみたかった…
店舗で使用する為の天板を探す
什器を一新するために…
普通に売っているものを店に入れるよりは、
コンセプトを伝える事の出来るモノを置きたいと思い、色々な方向性を探りながら考えていた。
自分自身は自然が好きで休みが有れば一人で山に行ったりする事がある。
そのときは普段の生活では得る事が出来ない自然から何かを貰っていたり、分けて貰うような感覚がある。
以前から自分の店を普段の生活に疲れた時に元気や力を与える事が出来る様な場所にしたいと考えていました。
思いついたのが自然の中にある木材をそのまま使って作りたい!
以前に内装屋の友人から国頭村の森林組合の話を聞いていたので単身行ってみる事にした。
車を走らせる事2時間……
「森林組合」と聞いていたので何をやっている所なのかが想像がつかずただ興味本位で向っていた。
着いたところでは広い土地で伐採しきた材木を切って乾燥させ家具職人の業者等へ卸して行く沖縄での木材の集積所だった。
数えきれない凄い量の木材が沢山。
切り倒した木は水分を含んでおりそのまま加工すると乾燥する段階で形が変わってしまうため一度加工所に持ち帰り、企画サイズにカットし乾燥用の大型のボイラーに入れて何ヶ月も室内にて保管することで家具や建築の資材になるらしい。
木材の香りと凄い量の材木に囲まれながら
宛も無くただ取りあえず見に来て見ようと思い、
感覚的に何か有りそうと加工所を回る。
自然の広大さの様なものを感じられるモノがいいなと思いながら出逢ったのは壁際に掛けられていた2mを超える一枚板。
しばらく加工所を回ったがこの木の存在感が気になり何度もこの木の周りをうろちょろしていると作業員の方がこの木は8年前にこの加工所に持ってきてずっと置いてあると教えてくれた。
樹齢を聞くと約「300年」…
長い年月を掛けて出来上がった複雑な形には人間が入り込む事の出来ない自然の力を感じた。
「これ買いに来ます。」とだけ伝えその日は帰った。
服を作る以外の知識がないので、イメージしているものが作れるのか分からずLITTAIとWRENCHに相談して無理を聞いてもらい、後日朝から一緒に国頭村へ。
実際にインテリアや建築の知識のある人間に見て貰い「何とかしよう」とGOサインを貰い車に載せる。
木材の重量で約300kgとても重い
早く完成が見たい!!