Blog / 周りの人沖縄の事

大城清田

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出会ってから10年になるかな。

20代前半のときに社会も何も、右も左もわからないときに出会った沖縄で活動する画家の一人。

スケベでいつも会うたびに下世話な話しかしない変なオッサンだと思っていた。笑

俺が当時は沖縄の紅型染めをエアブラシで加工した大胆な柄が特徴のYOKANGで手伝いをしていたときにYOKANGのテキスタイルの開発を清田さんがやっていたので頻繁に出入りしていた。

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そのときは全然何をやっている人なのか分からず、数回会った後に画家だと知った。笑

当時は彼はデザイナーとして活動していたので、「画家」というポジションよりもデザイナーとして色々なことをやっていた、当時は沖縄市に彼のオフィスがあったので俺の地元だったので近くにいたためよく遊びに行っていた。

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頻繁に連絡を取ったりするような人ではないので何かの節目だったりとか、イベントのとき、フラッと何かのきっかけで電話してきたりすることはあるものの、何度かあるけれど俺自身が落ち込んでいるときなんかにいきなり目の前に現れたり、普段は全然連絡ないのに、いきなり電話があったりする。

どこか作品と一緒で神がかったというか、そんな目に見えないものの存在を感じさせるような不思議な人。

作品を見るとただのエロオヤジじゃないんだなって感心というか、尊敬している人。一つの点を集め線を作り、面を作り、絵を仕上げていく。一枚の絵に没頭する時間に無数の数えることのできないほどの点を打つ「点描画」が彼のスタンス。

沖縄の神話や口伝による代々の言い伝え、カミンチュである祖母の話を元に書き続ける彼の作品はに登場する絵は白と黒の2色のみ。モノトーンの世界に彼の作品に対する思いと、コンセプトを聞くと目に見えない深い彩りを感じる。

ここ数年の作風を見たら10年前の作風ともまったく違う、

昔から基本スタンスが厚かましいので当時の作品を一枚だけもらったことがある。鉄板に印刷された女性の絵。

昔の作風はバイクと女性の裸体がつながっていたり「激しさ」だったり一種の「歪み」みたいなものがあった。それがここ数年の作品は潔くて森羅万象の世界だったり、神話の中の神獣や普通では目に見えない世界を一枚の紙に書き出すことで自身の作風に仕上げていく。

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作品のスケール感と世界観がとても好きなので毎回展示会があるときには作品を見せてもらっている。
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今回の会場は、琉球王朝から首里を見守り続けてきた首里観音堂。菩薩様や観音様がいるお堂。

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神秘的な空間の中に存在する神秘的な点の連なる絵画は一つの俺が見据えているかっこいい大人の背中のようなものだ。

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