Blog / 物を作る

他人の手を動かす

今回職人に布を織ってもらっています。

普段は着物を織っている職人です、無理を言って普段は使わない糸を使って織ってもらっています。なかなか普段は使わない糸なので思うようにいかない事も多いとおもいます。

手織りなので時間がかかる作業と言っていました。

普段から折る事で生活の糧を得ている人にその手を止めて織ってもらっています。

IMG_5921

なかなか思うように織る事が出来ずにそれでも出来上がってきたものを冷静に判断します。どんなに時間がかかっていても、どんなに想いがこもっていてもダメなものはダメ。

それがわかってもらえるのは嬉しい事です。

自分の手では作れないものを他人に手を動かしてもらい作ってもらう。

今まで自分の出来る範囲の事を自分の手で作り上げる事が多かった。でもそれでは広がりがない、なんでも一緒だと思う、自分の手を動かす事でしたか出来上がらない事や、ものはどんなにいいものでも物理的にも限界がある、自分以外の人間の数の方が多いし人間の数だけ手の数とその手の持ち主の経験値がある。

それをいかに協力してもらう事が大事だ、自分の手を動かす事だけに集中していると多くの事を一度に進める事も出きないし、一人では大きな物事を作る事も動かす事も出来ないだろう。

頼み込んでやってもらう事でもなく、ただお金を払ってやってもらう事でもなく、自分以外の人間に関わる事のきっかけを作る事で、その人も成長出来る、あたらしい価値観を見いだす事が出来る、お金よりもまずそこを見てくれる人となら仕事も一緒にやりたいと思う。

どんな仕事でも全てが簡単にうまくいくわけではない、いい事もあれば、悪い事もある、必ず壁はあるし、なかなか進まない事も多い、苦しい事もあると思う、でもそれをビビって何も動かない事で気づいたら何も動いていないという事が一番怖い、何もやらずに何も動かずにいるよりも、やって失敗していく事で先に進めるのなら矢面に立ちながらでも進んでいきたい、

 

いままで断られてばかりの仕事だったのを今回「東京コレクション」というきっかけを元に話をした、そこに向けての目標を見せた時に進もうとしてくれた、

単純に自分がこれを作りたいと思っただけで動くよりも、目標を作った事で全てが動き始めた。ある意味わかりやすい目標が足並みをそろえさせた。俺が作っていくのはその部分を作る事なんだなとわかった。一連の流れでいままでのやり方だと絶対にダメだとやっと気づいた最近。

なかなかハードな道のりだ。

Comments

comments