Blog / LEQUIO DIARY
世紀のヒーロー
男の子なら絶対に知っている。
知らない人を探すほうが難しい、世紀のヒーロー「ウルトラマン」
金城哲夫氏によって生み出されたキャラクター
彼が生前に仕事をしていたアトリエにお邪魔した。
沢山の見覚えのある怪獣とヒーローがいたるところに鎮座する、大きな部屋ではないけれど。
生み出されていくストーリーや本人が使用していた物が残っている。
「チブル星人」「キングシーサー」聞き覚えのある方言をもじった怪獣が沢山いる。
熱狂的なファンが探し当てて訪れる、円谷プロの製作スタッフも頻繁に訪れる。ヒーローを生み出した人間の質素な生活感の小さな部屋。
観光地になるわけでもなくひっそりとそして足を運ぶ人に少しづつストーリーを繋いでいく。
ヒーローの事は知っていても生みの親の事は知っている人は少ないと思う。
完全な黒子、でもその黒子がいないと生まれない。生まれてきた怪獣やヒーローを耳にしても、なかなか生み出した人間なんて知られない。
でも確実に存在する、その存在した人間が命を削って生み出す物に価値が出てくる。
最初に作り上げる人間なんて確実に変人扱いされる、百歩譲って天才扱い、要は理解されない。誰にも見えない一歩先、二歩先を進むための想像力、勇気、
発案した時の時代のことなんかを考えても確実に大抵の人間は否定するような内容だと思う、
その時に、その時代にとても必要だったんだ、「ヒーロー」が。