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死人のような手から生み出すもの

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青黒い手。

色だけを見れば人間の手の感覚ではない何度も何度も繰り替えし染料の中に手を突っ込み染めていく、いままで自分の手を動かさずに他人の手で染めてきた、

どのような工程で作られるのか頭では理解していた、

一丁前にその工程をある程度話す事はできた、

自分で出来る気がしていた、

やって見て感じる事は最初のそれとは全く違う。

予想していた物事よりもなんというか深みを知ったというか自分の手の感覚でしか分からない事ってあるんだなと思う、少しの液体に滑り、日によって違う気候、天気、生地のの質感や糸の一本一本に入り込むようにどんどん奥深くに沈みつける時に手の触覚がとても敏感になる。

爪がどんどん青くなる、

皮膚も手も青くなる、

「手袋をすればいいじゃない」

バカじゃないんだからそんなのは分かっている。

でも相当な人体に有害なものじゃなければ触れてみないと分からない事、それ以上に自分の手の感覚で理解したい事ばかり、それは自分の感覚じゃないと人に伝えられないし、他人が書いた文章を読んで「ああいう風になっている」とか言ってるうちに脳みそがそういう情報に頼りがちになる。

百聞は一見にしかず、

自分で足を踏み入れなければ分からない景色や真実、

自分でしか見えない景色、

その感覚を信じて誰になんとか言われてもやっている、たまにそんなバカみたいに入り混んでいる自分の姿、直っとイカれているくらいに無心になるような物事にまだ熱中している、そんなものは大抵は10代の頃に部活に多少没頭していれば分かる感覚だ。

色んなものに触れる時とか見ることは多くても実際に自分の手を動かしてやって見る。入り込んで見る。他人の家に土足で入り込んででも見たいもの見せたいものそれがただ見つかっただけの事。

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自然の中から生み出される色、

その色の本質をいかに自分なりに突っ込んで解明できるか。独自の目線で挑戦できるか、

ただ表層の部分で良いものだねって見てくれで判断されやすい事をやっているから少し突っ込んだ事を自分の中で理解しておきたい、そんな思いを少し分かってくれる人がいたら嬉しいな。

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